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会長挨拶

会長就任挨拶

                         

                           会長 古田直樹

 本年4月24日に開催されました第76回通常総会におきまして,小形前会長の後任として耐火物技術協会会長を拝命致しました古田でございます。
 戦後間もない1946年に発足した歴史ある本協会の更なる発展のため,微力ながら全力を尽くす所存でございますので,会員のみなさまのご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
 さて,日本国内の耐火物産業は,戦後,鉄鋼・セメント等の高熱産業を支える基礎資材の供給者として発展してまいりました。しかしながら,1990年代初頭のバブル崩壊以降の約20年間,構造的な試練に遭い,これをくぐり抜けて現在の業界構造となっております。
 その間,業界の縮小再編に加え,需要家業界における製造プロセスの成熟に伴って,必要となる耐火物の特性が概ね定まったこともあり,研究者の減少と新たな技術開発の停滞に見舞われてまいりました。
 片や世界的にみますと,今世紀に入り,中国を中心とした新興工業国の経済発展に伴って,鉄鋼やセメントの生産量は飛躍的に増加し,耐火物の世界需要も大きく増加しています。
 これは,耐火物技術に関して一日の長がある日本の耐火物メーカーにとって,市場が大きく広がっている事を意味しています。
 またここにきて,カーボンニュートラルの大きなうねりの中で,新たな耐火物開発のニーズが高まっています。日本の耐火物は,需要家業界の操業技術の進歩と,それを支える耐火物の技術的発展によって,原単位が大きく低減しており,更に焼成れんがの不焼成化や不定形化によって,カーボンニュートラルの観点では,既に世界の先を進んでいると言っても過言ではありません。
 しかしながら,現在,更にその先を行く研究開発が求められているのです。
 このような時代の転換期にあたり,耐火物技術協会としても,小形前会長が進めてこられた,若手技術者の技術レベル向上,世界に目を向けた研究活動の活発化,議論の場の提供などを引続き積極的に進めていきたいと考えております。
 昨年度はコロナ禍もある程度落ち着きをみせ,多少の制約はあったものの,対面での協会活動が出来るようになってまいりました。また,急速に広まったWeb会議の利点も活かし,対面とリモートを組み合わせたハイブリッド方式の会議等も取り入れてまいりました。
 去る5月8日からはコロナの2類から5類への移行もあり,今年度は概ね正常な協会活動ができるものと考えております。
 これによって,各々の研究テーマに関する議論が従前にも増して活発化し,日本の耐火物技術が更に深化していくことを期待しております。
 ところで,みなさまご存知の通り,第20回UNITCR2027の日本開催が決定しており,この3月には既に準備委員会を立ち上げております。そうして2025年には実行委員会を立ち上げ,具体的な準備活動に入ってまいります。会員のみなさまの絶大なご協力なくして,国際会議の成功を成し遂げる事は出来ませんので,何卒よろしくお願い申し上げます。
 現在,日本の耐火物産業は大きな変革期を迎えております。このような中で,耐火物技術協会として,耐火物技術の発展・深化のためのお役に立てるよう一層努力してまいりますので,会員のみなさまの引き続いてのご支援,ご協力を宜しくお願い申し上げます。
 

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会長就任挨拶

 

 

 

 

 

 

会長 小形昌徳 

 Web開催された4 月22日の総会におきまして,黒田前会長の後任として耐火物技術協会会長を務めることになりました小形でございます。諸先輩方によって築かれた歴史ある協会を更に発展させるべく全力を尽くす所存ですので,会員の皆様方のご支援ご鞭撻を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。
 さて,協会のこの一年間を振り返ってみますと,新型コロナウイルス感染症の猛威により講演発表行事の多くは現地開催が中止となり,準備にご努力いただいた方々には誠に残念な結果となりました。コロナ禍は未だ事態の収束が見えておりません。今年度も状況次第で講演会等の中止があり得ますこと,ご理解とご協力のほどお願い申し上げます。
 理事会につきましてはWeb開催が導入され,協会の運営には支障をきたしておりませんが,理事の皆様方と顔を合わせてご相談する機会が限られたのは残念でした。しかし,こうした不便な状況におきましても,企画委員長がまとめ役となって協会活動の見直しが活発に議論されました。これからの2 年間はその検討結果を着実に実行する期間だと考えています。
 ここで改めて,協会活動の見直しの議論を振り返ってみます。
 耐火物技術協会が設立された当時の状況は,第1 回国際耐火物会議の特別講演において,「1948年,耐火物メーカー及び鉄鋼側からなる専門委員会を設けた。
爾来,年2 回の専門委員会は,当面する問題を常にフランクに討議し,そこに相互研鑚の場が形成されてきた。」と述べられています。1958年には日本学術会議124委員会として,塩基性耐火物に関する産学連携の場が生まれました。その後,高度経済成長期,さらにオイルショックによる製鋼プロセス変革期において,新プロセスに対応する新しい耐火物の開発にメーカーとユーザーが一緒になって取り組んできました。その結果,現在で言うオープン・イノベーションを先取りした形で,1970年代から80年代にかけて耐火物技術の革新をもたらしました。
 一方,1990年代以降,経済のグローバル化の加速によって耐火物メーカーは安価な輸入品との競争に直面し,企業間の合併も進みました。耐火物技術は,全体として成熟に向かいつつも,差別化商品の切り口として環境対策,省力化,機能性が注目されました。特に「環境」は,それまでは省エネ,作業環境,廃棄物が主たるテーマであったのに対し,地球環境の視点からより活発に議論されるようになりました。こうした時代の変化を背景に,協会の活動は企業間で共通した技術課題の解決よりも,個々の会員の技術レベルの向上に比重が置かれるようになりました。
 耐火物技術協会の目的は定款第3 条に「耐火物に関する科学技術の進歩,普及及び耐火物に関連する産業の発展に寄与する」と定められています。この理念を踏まえたうえで,賛助会員(企業)と個人会員にどのような会員メリットを提供できるのか,という問題提起から活発な議論が行われました。その結果,専門委員会制度を廃止して名称を研究会に統一しての活動内容の見直し,耐火物研究助成の募集方法の見直し,耐火物誌の誌面構成の見直し等が決まりました。
 昨年度のこのような議論は,これまでの活動内容を当たり前だとは思わず,協会としてあるべき姿を考えて見直した点に大きな意義がありました。従来と同じ活動についても,昨年度の議論を踏まえて新鮮な気持ちで取り組むことで活性化につながると期待しています。特に耐火物誌の誌面構成については,アンケートに対して多数の回答と要望が寄せられ,関心の高さを実感しました。編集委員会任せではなく,本部理事と企画委員会も一緒になって耐火物誌の活性化に取り組みたいと考えています。
 今,世界は第四次産業革命とも呼ばれる脱炭素社会の実現に向けて産業構造の転換期にあります。そのなかで耐火物技術協会が社会の発展にどのように貢献し,会員皆様方にはどのようにお役に立てるのか?皆様とともに考え,努力して参りたいと思いますので,今後ともご支援,ご協力をお願い申し上げます。

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年頭のご挨拶

会長 黒田浩太郎 

耐火物技術協会の皆様,新年明けましておめでとうございます。
 令和3 年の新春を迎えるにあたり,謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 皆様今年のお正月は如何お過ごしになられたのでしょうか?恐らく,コロナ感染回避のため初詣や初売りなどはお控えになり,ご家族でのんびりとお過ごしになられたのではないでしょうか。
 昨年は春からの突然の新型コロナ禍に世界中が翻弄され続けた一年でした。何千万人の感染者,百何十万人の犠牲者を数え,経済の疲弊,雇用の激減などその被害は余りにも大きすぎ世界中の人々が非日常の生活を余儀なくされています。この原稿を書いている11月時点ではワクチン開発に目途が立ったという朗報があったばかりで一筋の光明が射した感もありますが,一方で感染拡大第3 波の様相も呈しまだまだ予断を許さない状況です。ワクチンが世界中に行き渡るには相当な時間がかかると思われ恐らく今年も我慢の状況が続くものと予想されます。
 こうした中,昨年の経済環境は一部の所謂「巣ごもり産業」以外の産業は全て大きな打撃を受け,とりわけ我々耐火物業界は最大のお客様である鉄鋼や他素材産業の低迷を受け各社も大幅な減産となりました。幸い秋口からは回復の兆しが見えて参りましたが,コロナ禍終息の見えない中,経済再生の道はまだまだ苦戦するものと予想されます。
 昨年の耐火物技術協会の活動においても皆様にいろいろとご不便ご迷惑をお掛け致しました。各種委員会・理事会などはWeb会議などで対応頂き進めることができました。一方,講演会等に関しては, 5 月の「セメント用耐火物研究会」は残念ながら中止となりました。その後の「原料専門委員会」「環境と耐火物研究会」は各主査と事務局のご努力でコロナ感染防止環境をクリアーできることを条件に規模縮小での開催に何とか漕ぎ着けることができましたが,「鉄鋼用耐火物専門委員会」は延期処置とさせて頂きました( 3 月8 日予定)。春の「総会」「年次講演会」もその時期のコロナ情勢や感染防止対策の環境状況などを鑑みながら開催の方法や有無を検討して参りたいと思います。以上の様に皆様には例年のような十分な協会活動をご提供できないかも知れませんが何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。
 さて,ここでこの誌面をお借りして皆様にお願いがございます。現在当協会では,常任理事会・企画委員会・各委員会を中心に協会活動の抜本的な改革・再構築の検討を進めております。耐火物技術協会は昭和21年に発足,75年の歴史と伝統のある協会です。設立当時鉄鋼,セメントその他工業炉における国策としての大規模化や技術大変革を支える中心的素材として耐火物技術の変革推進が求められました。これに応えるべく官学・業界各社が協会設立の上,一致協力して技術レベルの向上に努めて参りました。その結果今や世界一と言っても過言ではない日本の耐火物技術の発展を実現できました。しかし時代は変わり,顧客である各素材産業や耐火物産業も成熟期に入り,またグローバル化も進む中で技術の競争や共有化も違った様相になっています。こうした環境の中でその時代に相応しい技術協会活動とは何かを改めて考え,会員の皆様にとって最も価値のある活動に変えて行きたいと考えています。
 具体的には委員会・研究会の在り方や方法,機関誌の内容,セミナー・講習会・教育活動の強化,研究助成金の在り方,大学との関係強化等々です。これらに関し皆様からの忌憚のないご意見を頂戴致したくお願い申し上げます。各支部を通しても,また直接事務局へのメールなどでも構いませんので是非とも皆様からの多くのご意見,ご提案をお待ちしております。
 最後に,皆様とご家族がコロナ禍に巻き込まれることなくご健康でご多幸の一年になりますことをお祈り致します。

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年頭のご挨拶

会長 黒田浩太郎 

耐火物技術協会の皆様,新年明けましておめでとうございます。
 2020年の新春を迎えるにあたり,謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 昨年は「平成」が終わり,「令和」の新しい時代が始まりました。改めて振り返ってみますと,「平成」はその名の通り日本にとっては比較的平和な30年でしたが,一方でいろいろな意味で変化が大きく早い時代でもありました。大国の均衡変化,グローバル化,IT技術の進展など私たちのビジネスや暮らしに様々な劇的変化をもたらしました。そして「令和」はこれらの「平成」の変化をベースにAI・IoTの進展,自動車産業の変革,アジアの発展など更なる変革の時代になるものと思われます。
 こうした中,我々耐火物業界を取り巻く環境は,「平成」の後半,中国環境問題に端を発した原料価格高騰や調達難などに見舞われましたが,お客様のご理解も頂きながら何とかこの問題を乗り越え,穏やかながらも比較的堅調な成長を遂げることができました。しかし,「令和」の時代に入ると一転,米中貿易摩擦の影響がじわじわと世界経済に影を落とし始め,当業界の最大の顧客である鉄鋼業界においても大変厳しい状況になりつつあるようです。このような環境下での耐火物技術に携わる我々の使命は,より安定した,より高寿命の付加価値を高めた耐火物をお客様へ提供することに尽きると思われます。そのためにも,耐火物技術協会は協会活動の様々な会を通じて,皆様の技術革新の糧となるような議論の場を提供して行きたいと考えております。
 さて,ここでこの紙面をお借りして会員の皆様にお礼を申し上げなくてはなりません。ご存じのように昨年10月13~16日 に 掛 け て パ シ フ ィ コ 横 浜 に て「UNITECR 2019」が開催されました。世界36 ヵ国からおよそ850人の参加者を得まして200余りの講演発表が行われました。恐らく過去最大規模のUNITECRであり大変有意義な国際学会にすることができました。4 年前から事務局を中心に取り組みを開始し, 2 年前に組織委員会を立ち上げて様々な準備をして参りました。直前の大型台風19号の襲来や,時(10/13)と場所を同じくしたラグビー WCの「日本vsスコットランド」戦による横浜地区ホテルの争奪戦などいくつかのハプニングもございましたが,官学の協賛者や協会関係者,産学のボランティアの方々や事務局の献身的なご努力のおかげで無事終了することが出来ました。改めて皆様に厚く御礼申し上げます。
 昨年度の協会活動の主だったものは,UNITECR開催の他に,耐火物標準物質販売事業における商流や在庫評価見直しなどによる事業体質改善,産学協同取り組みの研究開発助成金の充実などに取り組んで参りました。
 本年度の協会の主な取り組みとしては,機関誌「耐火物」の内容の充実化と投稿の活性化についての活動を強化したいと思っています。現在,編集委員会と企画委員会を中心に,学術誌としての位置づけ,日本セラミックス協会との新たな関連構築,機関紙のグローバル化など様々な観点から検討を開始致しました。また機関紙のみならず協会活動の活性化も含め,大学との更なる共同開発の充実や成果取得への道作り,高等専門学校や工業高校へのアプローチによる若者の耐火物技術への関心度向上なども同時に検討して参りたいと思います。
 その他,本年度の活動として,第73回通常総会および 第32回 年 次 学 術 講 演 会( 於: ウ ェ ル 戸 畑 4 /21・22),第36回セメント用耐火物研究会,第80回原料専門委員会,第19回環境と耐火物研究会,第 8 回鉄鋼用耐火物専門委員会講演会は例年通り開催予定です。また,各支部におきましても見学会,研究発表会,日本セラミックス協会との合同発表会など内容を充実させ計画しておりますので,会員の皆様の積極的なご参加をお願い致します。
 末尾となりますが,本年が耐火物ユーザー,メーカーの皆様にとって実りある明るい一年でありますことを期待するとともに,耐火物技術協会の各会員とご家族のご健康とご多幸を祈念申し上げます。

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会長就任挨拶


黒田浩太郎

  本年 4 月19日に横浜で開催された総会におきまして,金重会長の後任として耐火物技術協会の会長を拝命致しました黒田でございます。(「令和」元年の記念すべき年度の就任に身の引き締まる思いであります)
 多くの諸先輩方によって73年に亘る歴史を築いて来た耐火物技術協会とそれを支える耐火物業界の発展のために微力ながら全力を尽くす所存でございますので,会員の皆様のご支援ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 当協会の使命は日本の耐火物技術の進歩と業界の発展の礎となることでありますが,耐火物技術は耐火物メーカー単独の研究開発のみではその成果を得る事はできません。官学の基礎研究,原料やプロセス機器などの周辺技術開発やユーザーでの実用知見の積み重ね等も合わせて初めて前進するものであります。そうした観点から当協会は,官学研究者,ユーザー,原料関係者,耐火物メーカー,輸入業者等幅広い会員で構成され,各々の研究成果,実用データーを持ち寄り,発表会,講演会,会誌にて日本の耐火物技術の進歩を支えて参りました。
 その一方で,日本の耐火物生産量は1980年の260万トン/年ピークに徐々に減少し近年は100万トン/年前後で推移しています。これは耐火物の品質向上や安定化,ユーザー様の使用技術等の進歩・改善による耐火物原単位の低減によるところが大きいと考えられます。技術の進歩による生産量の低下という業界にとっては痛みを伴う事になった一方で,日本の耐火物消費原単位は世界最高水準にまで達しており,鉄鋼やセメント業界の安定操業や高品質化に大きく貢献して参りました。また同時に世界に類を見ないレベルで多くのお客様から日本の耐火物に高い信頼を頂いていると思います。
 そう言う意味では当に,今や日本は世界一の耐火物技術大国と言っても過言ではないでしょう。今後も生産規模の追及のみではなく,より高付加価値を求める耐火物の開発を心掛けることが業界の発展に繋がるものと考えます。技術の進歩に終わりはなく,世界一の日本の技術に更に磨きをかけて行きましょう。他方,世界に目を向ければインド,東南アジアを中心にしたアジアや中南米,アフリカなどが今後大きく発展して行く中でこれから益々鉄,非鉄やセメント等の耐火物を必要とする素材産業が伸びて行くと予想されます。当然ながら世界最高レベルの技術を持つ日本の耐火物のニーズが増えることは間違いありません。こうした
世界需要を捉えて行けば世界中での日本製耐火物の生産増を実現できることになるでしょう。
 「耐火物」産業と言う言葉は一見地味な印象を与えますが,まだまだ発展して行く夢のある業界であり続けるために当協会も活発な活動をして行きたいと思います。
 さて,そうしたグローバル化が進む中で,今年は当協会として最も重要な耐火物国際会議「UNITECR 2019」が10月13 ~16日にパシフィコ横浜にて開催されます。「UNITECR」は1983年に当協会が開催した東京耐火物国際会議を発端に始まった国際会議であり今回で16回目になります。日本ではこれまで大阪,京都で 3 回開催して参りましたが今回は国際的なアクセスも考慮して始めて関東地区で行うことになりました。一昨年から準備委員会を立ち上げ講演応募も既に終わっていますが,予想を大幅に上回る世界20カ国以上から300件余りの投稿を頂いており,過去最大規模の会議になるものと思われます。世界中の1000人近い耐火物関係者との交流を深めることができるまたとない機会でもありますので是非とも会員皆様のご参加をお待ちしております。
 その他の協会活動としては,官学の耐火物研究者に対する研究助成金活動をさらに活発にして基礎研究の充実を図って参ります。また昨年 4 月より「耐火物誌」のWEB化を始動しており会員皆様の利便性の向上と会員増強の施策の一助にして参りたいと思います。標準化活動におきましては,標準物質在庫補充の製造にも既に着手をする一方で販売ルートの一元化を進め会員 皆 様 の 購 入 利 便 性 の 向 上 を 図 り ま す。 ま たUNITECR以外の例年の講演活動も,「セメント用耐火物研究会」( 5 /27),「原料専門委員会」( 9 /13),「環境と耐火物研究会」(11/15),「鉄鋼用耐火物専門委員会」(12/ 9 ・10)などが予定されており,この他各支部の講演会,見学会も多数開催いたしますので奮ってご参加ください。
 耐火物技術協会は日本の会員皆様が世界一の技術集団としての自負と誇りを持ってご活躍できますよう支援活動を展開して参りますので今後ともご指導,ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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年頭のご挨拶

耐火物技術協会
 会長 金重利彦

 耐火物技術協会会員の皆様,新年あけましておめで とうございます。

 2019年の新春を迎えるにあたり,謹んで新年のご挨 拶を申し上げます。

 昨年の耐火物業界を取り巻く環境は,ユーザー様の 旺盛な需要に恵まれ,生産量は堅調に推移して参りま した。しかしながら,中国国内の環境規制に端を発し た鉱山採掘の休止や焼成,電融工場の操業停止などに 伴う耐火物原料の価格高騰は依然として続いている状 況にあり,耐火物をご使用頂いておりますユーザー様 各位に,ご理解とご協力を頂きましたこと,協会を代 表し感謝申し上げます。本年もリスク管理やサプライ チェーンの多様化に努め,安定的で高品質な耐火物製 品を市場にご提供するため,耐火物ユーザーの皆様と ともに,基礎研究の充実や使用方法の改善検討を行い つつ,具現化していく 1 年になるのではと思います。  一方,耐火物技術協会としては,健全財政での運営 を行うため,1983年から34年間据え置いていた会費の 値上げを,会員各社および会員各位のご同意のもと, 昨年 4 月より実施させて頂きました。また期を同じく して,耐火物誌のWEB化を実行し,運営費用の削減 に努めて参りました。リニューアルされた耐火物技術 協会のホームページともども,幅広いご活用を図って 頂きたいと存じます。また今後とも,協会会員数の増 加活動へのご協力をよろしくお願い致します。  本年は, 2 年ごとに開催される耐火物国際会議 「UNITECR」 が,10月13日 か ら10月16日 の 4 日 間, テ ー マ を「Refractories for the Future: Collaboration among Customers, Manufactures and Academia」とし,「パシフィコ横浜」で開催されます。 世界各国からの耐火物関係者に横浜にお越し頂き,未 来に向けての耐火物技術の発信と日本色豊かな「おも てなし」をご満喫頂けるよう着々と準備を整えており ますので,「UNITECR 2019」の成功に向けて,会員 皆様のより一層のご協力をよろしくお願い申し上げま す。  「UNITECR 2019」の開催に伴い,第72回の通常総 会は,総会と記念講演のみの 1 日となりますが, 4 月 19日に「TKPガーデンシティー横浜」で,東部支部 の ご 尽 力 の も と に 開 催 致 し ま す。 今 年 は, 秋 の 「UNITECR 2019」のみならず,春の「総会」も横浜 での開催となりますので,合わせて四季折々の「みな と横浜」をご堪能頂ければ幸いです。

 また,(一社)日本鉄鋼協会耐火物部会様よりご後援 頂いております第 7 回目となる「鉄鋼用耐火物専門委 員会」を,東海支部のご尽力により12月 9 日と12月10 日の 2 日間,岐阜県飛騨高山の「高山市民文化会館」 で開催することに決定致しました。初冠雪をまとった 北アルプスを眺望できる歴史と文化と温泉の町での開 催となります。是非とも皆様のご参加をお待ち申し上 げております。  本年は平成から新元号に変わる節目の年となりま す。前述致しましたように,耐火物技術協会の行事も, 国際色豊かな発表大会から郷土色および自然豊かな地 域での発表大会を企画立案しておりますので,奮って ご参加頂きたく,ご協力のほどよろしくお願い申し上 げます。

 末尾となりましたが,耐火物関連メーカーやユーザ ーの皆様,耐火物技術協会の会員の皆様方におかれま しては,ご健康でご多幸な実りのある 1 年となります ことを祈念申し上げます。

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年頭のご挨拶

金重利彦  

耐火物技術協会会員の皆様,新年あけましておめで とうございます。

 2018年の新春を迎えるにあたり,謹んで新年のご挨 拶を申し上げます。

 昨年の耐火物業界を取り巻く環境は,ユーザー様の 旺盛な需要に恵まれ,生産量は堅調に推移して参りま した。しかしながら,中国国内の環境規制に端を発し た鉱山採掘の休止や焼成,電融工場の操業停止など, 耐火物原料,特に中国への依存度が高いマグネシア原 料においては調達先の確保,さらには急激な価格高騰 に見舞われ,耐火物をご使用頂くユーザー様にもご心 配をお掛けした 1 年でした。この影響は中国国内や耐 火物原料の中国依存度が高い日本のみならず,グロー バル化しています。この状況は本年も続くものと思わ れ,リスク管理やサプライチェーンの多様化が要求さ れる 1 年になると想定されます。現状の原料環境を打 破するため,新しい組成の耐火物の開発や使用方法の 検討を行いつつ,ユーザーの皆様とともに具現化する ことは,我々耐火物技術者の使命であり,技術者冥利 に尽きるのではないでしょうか。

 耐火物技術協会は,健全な財政運営を行うため, 1983年から34年間据え置いていた会費の値上げを,本 年 4 月より行うことに決定致しました。会員皆様のご 支援やご協力があってこそ成り立っている協会です。 末永く協会活動を継続し,会員各社および会員各位に 最大限の技術メリットを提供するための会費値上げの 決定に対しましてご理解を賜りたく,本誌紙面をお借 りしてお願い申し上げます。同時に,耐火物誌の WEB化も実施致しますので,リニューアルされた耐 火物技術協会のホームページも合わせ,幅広いご活用 を図って頂くとともに,協会会員数の増加に対する活 動へのご協力をよろしくお願い致します。

 また,第71回の通常総会と学術年次講演会を, 4 月 23日, 4 月24日の 2 日間,岡山国際交流センターにて 開催予定です。岡山駅から徒歩 3 分の利便性の高い会 場ですので,多くの方々のご出席を賜るべく,開催元 である中四国支部のみならず,組織全体で盛り立てて 参る所存です。

 次に,2019年10月13日から10月16日の 4 日間,日本 にて開催される「UNITECR 2019」の会場がパシフィ コ横浜に決定し,黒崎播磨社の黒田UNITECR組織委 員長のもと,昨年 4 月より実行委員会の活動を開始し ました。黒田組織委員長,前田事務局長,細田専務理 事には,昨年 9 月にチリのサンチャゴで開催された 「UNITECR 2017」にご出席頂き,2019年の開催場所 である港町横浜と会場の紹介,テーマ(Refractories for the Future: Collaboration among Customers, Manufactures and Academia)およびコンセプトデザ インを発表致しました。各国の皆様に好評を博した黒 田組織委員長のプレゼンテーションに感謝申し上げま す。全世界の耐火物関係者に横浜へお越し頂き,未来 に向けての新たな耐火物技術を発信するための会場設 営と,日本的な「おもてなし」をご満喫頂くための運 営方法などにつきまして,粛々と準備を重ねておりま す。決定事項などは,その都度ホームページを更新し ておりますので,ご確認頂ければ幸いです。また,会 員の皆様や協賛企業の皆様には何かとご協力を頂くこ とになりますが,「UNITECR 2019 at Yokohama」の 成功に向けた活動にも,ご理解とご支援をよろしくお 願い申し上げます。

 末尾となりましたが,耐火物関連メーカーやユーザ ーの皆様,耐火物技術協会の会員の皆様方におかれま しては,ご健康でご多幸な実りのある 1 年となります ことを祈念申し上げます

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就任挨拶

会長 金重利彦
 

本年4月24日に名古屋工業大学で開催されました総会におきまして,平前会長の後任として,耐火物技術協会の会長の大任を仰せつかりました。
 耐火物技術協会の総会も今回で第70回を迎え,節目の年に会長を務めることになり,身の引き締まる思いであります。多くの諸先輩方の努力と協調により築かれ,歴史を重ねている本協会の発展のため,微力ながら全力を尽くす所存ですので,今後とも会員皆様方の益々のご支援ご鞭撻を賜りますよう,よろしくお願い申し上げます。
 さて,耐火物業界を取り巻く環境は,昨今の経済情勢に大きく左右されてはいますが,国内需要の底堅さに支えられ,耐火物生産量には恵まれている状況です。一方,技術革新という視点では横ばい状態にあるのではと思います。会員皆様の全智を集中し,世界に冠たる日本の耐火物技術にさらに磨きを掛け、発信していこうではありませんか。
 その中,耐火物技術協会は,昨年度まで懸案であった「標準化委員会」の在り方を見直す改革に着手し,会員および関係各位の賛同を得た上で本年度より新規約にて運営を開始致します。さらには「IT委員会」では、耐火物誌WEB化の検討を開始し,来年4月からWEB発信できる見込みとなっています。それぞれ,黒崎播磨社の平前会長および大光炉材社の石川委員長の並々ならぬご努力,ご尽力の賜物だと思います。本誌面をお借りして御礼申し上げます。
 また,「UNITECR 2019」の開催が、2019年10月に「パシフィコ横浜」を会場とすることに決定しました。準備委員会を昨年度に立ち上げ,黒崎播磨社の黒田UNITECR組織委員長のもと,本年4月より実行委員会が発足致しました。今後,大会成功に向けた活動を展開致します。
 さて,耐火物技術協会の本年度の事業計画ですが,キーワードは「健全な財務基盤の下,会員各社・会員各位に最大限の技術的メリットを提供する」です。運営は標準物質や書籍などの売上と会費により成り立っています。財務基盤の健全化のため,標準物質の価格体系の見直しにご賛同やご協力が得られ,本年4月より新価格での販売を開始致します。また書籍関係は,一昨年度に発行した「耐火物手帳改訂12版」が継続的に購入され,昨年度発刊した「高温耐熱材料のポイント解説」も含め販売数は堅調に推移しています。新入社員や新たに耐火物に関係する方々の教育および啓蒙テキストとして今後とも普及することを願っています。一方賛助会員や個人会員は,昨年度に若干増加に転じたものの,諸般の事情で本年度は減少が予想されます。耐火物技術協会の活動や技術的サービスをご理解頂きました上で,会員増加を図って行くために,皆様のお力添えを頂戴致したく宜しくお願い申し上げます。
 新たな活動としましては、「標準化委員会」として、珪石標準物質の新シリーズ(JRRM220)の成績書や取扱説明書などの整備を急ぎ,頒布体制を一刻も早く整備致します。さらには、高アルミナ質標準物質の製造にも着手致します。また「編集委員会」として,耐火物9月特集号のテーマを「無機物質が寄与する化学反応」として,固相―固相反応や固相―気相反応など幅広い内容を企画しています。化学反応に対する理解の深化と若手技術者の啓発にお役立て頂ければ幸いです。
 また,「IT委員会」にて検討頂いていた耐火物誌WEB化の来年4月始動に向けて,「企画委員会」と「編集委員会」が連携してオンスケジュールで遂行しつつ,前述した会員増強施策にも役立てるホームページへ全面的にリニューアルしていく所存です。今後とも耐火物技術協会は会員皆様方にお役に立つ活動を展開し,皆様方のご希望やご期待に対応すべく開かれた協会を目指して参ります。
 今後とも会員皆様方からのご意見などをお待ち申し上げております。

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就任挨拶

会長  平 初雄

本年4月20日に別府で開催されました総会において、野村前会長の後任として耐火物技術協会会長を務めることになりました平でございます。多くの諸先輩によって築かれた歴史ある耐火物技術協会を会員の皆様のご支援、ご協力をいただき、更に発展させるべく全力を尽くす所存です。皆様の絶大なるご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 平成27年度事業計画の概要は以下の通りであります。
(1)耐火物誌9月特集号のテーマは「無機材料の組織を制御する技術」として、大学・研究機関・企業の専門家に様々な最新技術を紹介していただく予定です。
(2)9月15日から18日オーストリアのウィーンで第14回目のUNITECRが開催され、ISO TC33委員会等にも当協会関係者が出席し、国際交流に努めます。UNITECRは1983年に当協会が中心となり開催された東京耐火物国際会議が発端であり、会議開催に奔走された諸先輩方に心からの敬意を表するとともに、今後の世界の耐火物技術の発展を目的に諸外国と連携し、積極的に活動いたします。 また、早いのではと驚かれるかもしれませんが、本年から2019年のUNITECR日本開催に向けた準備を企画委員会が中心となりUNITECR準備委員会を発足させ活動していく予定です。
(3)標準化活動では、蛍光X線用標準物質の充足、JISの改定及び新規作成、新たな物理試験法の検討、JISのISO規格化等に関しロードマップを整備して着実に実行していく所存です。
(4)2011年に赤本の通称で知られる耐火物手帳の在庫がなくなり、同年より新たな耐火物手帳編集委員会が組織され、内容の検討、執筆依頼、本全体を通しての改定作業が進められてきました。編集委員長のリーダーシップの下、関係者のご尽力により本年漸く耐火物手帳が出版される運びとなりました。多くの執筆者・査読者・編集委員会等関係の皆様方には心からお礼を申し上げる次第です。本手帳は若手の教科書及び中堅技術者の参考書としても充分に活用される手帳であることを確信しています。購入された皆様は、どうか内容を確認していただければと思います。
(5)本原稿が掲載される時には既に開催されておりますがセメント用耐火物研究会、鉄鋼用耐火物専門員会等各種専門委員会、研究会活動も例年通り実施してまいります。より良い学協会活動となりますよう皆様の積極的な参加、報告をお願いいたします。
(6)最後に各支部におきましても研究発表会、特別講演会、見学会を逐次開催致しますので、会員の皆様には積極的なご参加、ご協力をお願いいたします。

先の野村前会長が、会長就任挨拶で「さて、世界はめまぐるしく変化し予測は困難な時代です。あらゆることが短周期で、しかも大きな振幅で揺れ動いており未来を正確に予測することは不可能です。」と述べられている通り、例えば円/ドルレートでも、2011年約80円/ドル、2013年約100円/ドル、本年約120円/ドルと急激な変化が起こっており、現在耐火物メーカー各社は輸入している耐火物原料コストの増加が大きな経営課題となっていると思います。このような環境変化に直接的に対応することは困難ですが、着実に耐火物技術を進展させていくことが我々日本の耐火物技術者集団の務めだと思います。従来から導入に努めてきた有機化学、無機化学分野での新材料技術の導入などによる耐火物材料設計技術開発は当然のこととして、近年発展の著しい、計算熱力学や有限要素法等CAE技術を用いて材質から構造に至るまで研究開発を進めていくことが我々技術者集団の使命と考えています。特にCAE技術については大光炉材石川様より種々のフリーソフトが耐火物誌で紹介されており、会員の皆様も再度耐火物誌を読み直してみてはいかがでしょうか。

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年頭のご挨拶

会長 野村 修

耐火物技術協会会員の皆様,明けましておめでとうございます。2014年新春を迎え,謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

 昨年は円高是正,震災の復興需要等による公共投資の増加,金融緩和や財政政策による企業収益の好転等,明るい兆しを感じることができました。耐火物業界の最大の需要先である鉄鋼業界についても堅調な需要により,経済産業省の発表(10月1日)では13年暦年の粗鋼生産量は5年ぶりに1億1000万トンを上回る勢いであります。また、セメント業界も高レベルの生産が続いております。一方、耐火物業界は耐火物の使用技術の改善,耐火物寿命の向上等もあり国内生産量は予想を下回る結果でありました。さらに円高による原燃料価格高騰に直面している状況であり,依然として厳しい環境にあるのは間違いありません。厳しい環境下ではありますが,耐火物技術協会は技術革新を積極的に推し進め,明るい未来を会員の皆様とともに作りたいと考えております。技術革新は我々技術者に与えられた使命であります。皆様の絶大なるご協力をお願いします。

 ご承知の通り,60年以上の歴史を持っていた精錬,鋳造用耐火物専門委員会は日本鉄鋼協会耐火物部会のご協力,ご理解を戴き,「鉄鋼用耐火物専門委員会」として新しい一歩を踏み出しました。昨年11月21,22日に北九州市立商工貿易会館で開催された第1回鉄鋼用耐火物委員会では28件の一般発表,2件の特別講演がありましたが,誠に興味深い内容でありました。また、出席者も予想をはるかに上回る176名であり,特に若い世代の参加者が多く,活気のある明るい未来を予感させるスタートでありました。その際にお話しましたが,耐火物メーカーには大きな特徴,ハンデがあります。自動車,化粧品,薬品,家電,食品メーカー等はメーカーであると同時に,社員の皆さんはユーザーでもあります。自社製品をユーザーとして評価することが可能です。しかし,耐火物メーカーは自社品を使うことは殆どありません。浸漬ノズル或いは吹き付け材を家へ持ち帰り使用することはありえません。耐火物の研究開発にはユーザーとしての視点が必須であり,耐火物部会の皆様と新たに立ち上げた鉄鋼用耐火物専門員会はこの意味で非常に重要であり,大きな成果が期待できます。1回目より,2回目,3回目と忌憚のない意見交換が出来れば日本の耐火物技術は飛躍的に進化すると固く信じております。会員の皆様の積極的なご協力,ご出席をお願い申し上げます。

 本年の主な協会活動として第67回通常総会,第27回年次学術講演会,第30回セメント用耐火物研究会,第74回原料専門委員会,第13回環境と耐火物研究会,第2回鉄鋼用耐火物専門委員会等を計画しております。第67回通常総会,第27回年次学術講演会は,4月22,23日に東京ビッグサイトにて開催予定です。多くの方々にご出席戴き,活発な討議を楽しんで戴きますようお願い申し上げます。

なお,協会活動の源である会員数は伸び悩んでおりましたが,一昨年6月末と比べ21名増の1406名(正会員1154名,購読会員252名)になりました。本年の協会活動がさらに活発化すると期待しております。

最後になりましたが,耐火物メーカー,ユーザーにとって実り多い,明るい一年になりますことを期待するとともに,会員の皆様のご健康とご多幸を祈念申し上げます。

 

     以上

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